2010年冬季 KBC 深夜日剧SP 　　 『32歳の同窓会』 　　 ３２歳・勤務医の橘由香（金子さやか）は結婚を考えはじめていた。 　　 だが、好きな人がいる訳でもなく、親や周囲の環境からただ漠然と結婚がちらついていただけ。そんな頃、疎遠だった高校の同窓会に出席し１４年ぶりに同級生・青田慶（杉崎真宏）に再会する。高校時代はあまり接点がなかった二人だったが、意気投合し、その後横浜在住の慶との交際が始まる。積極的な慶は、由香への恋愛感情、そして結婚願望を打ち明けたが、慶には惹かれているが福岡を離れたくない由香は将来の結婚のことを考えると前に踏み出せない。 　　 結婚って何？由香は初めて「結婚」に対して向かい合うことになる。 　　 『イガちゃん』 　　 子供の頃から田舎を脱出したかった明代（桂亜沙美）は、西南大学に受かり憧れだった都会での一人暮らしを手に入れた。 　　 自分でもかわいいと思っている明代は、男子にちやほやされ、すぐにイケメン彼氏と付き合い理想の大学生活がスタートした。と思ったが、彼氏にフラれ、その後も次の彼氏が出来るもまたフラれるパターンを繰り返した。プライド高き明代はフラれる原因が自分の性格のせいだとは気付かなかった。 　　 そんな明代の本性がバレて周囲の友達は離れていったが、一人だけ明代のそばを離れない男がいた。イケてない髪型と冴えないルックスの学（鶴西大空）だ。彼は同じ地元でなぜか昔から妙に明代になついていたが、ダサい上に弱気な性格なので凶暴な明代からはいつも虐げられていた。 　　 ある日、また彼氏にフラれて落ち込む明代に、学は明代のことが好きだと告げた。